こんにちは! こちらは、埼玉県和光市を拠点に活動する外構工事専門店「五光(ごこう)」です。
さて今回は、トラックの配送センター駐車場の半たわみ舗装の施工例を紹介します。道路工事屋にとって、半たわみ舗装はよくある塗装方法ですが、一般の方はなじみがないと思いますので解説を兼ねて書きたいと思います。
半たわみ舗装とは
半たわみ舗装は、アスファルトの隙間に特殊セメントミルクを浸透させることで、舗装の強度を高めることができます。この隙間を開けるアスファルトの混合物の開粒度が、舗装の耐久性に影響を与えます。半たわみ舗装の場合、アスファルトに対してセメントミルクを5cmから10cm流し込み、アスファルトとセメントが反応して固化します。このため、舗装の強度が高くなり、大型車の通行にも耐えうる構造になります。
半たわみ舗装は、アスファルトの上からセメントミルクを流し込むため、比較的簡易的な方法で強度を上げることができます。また、塗装が終わってから比較的早く車両の通行が可能であり、施工期間が短いのも特徴の一つです。
しかし、強度が高いコンクリート舗装に比べると耐久性がやや低く、数年経つとひび割れや浮き上がりが起こることがあります。そのため、耐久性を求められる高負荷区間や、高速道路などではあまり使用されません。
一方で、半たわみ舗装は比較的安価であり、施工が容易であるため、中小規模の駐車場や一般的な道路などでよく使用されます。特に大型車がよく通行する場所では、アスファルト舗装に比べて耐久性が高く、長期的にメンテナンスコストを抑えることができるため、多く採用されています。
半たわみ舗装を行う場所
主に半たわみ舗装すする場所は「大型車が良く通る場所」が多いですね。今回のトラックの配送センターは全面、半たわみ舗装しましたし駅前のローターりーで良くバスが停車する場所や、ロータリーのコーナー部分はバスが何度も通ると、へこむのでこの塗装を行うことが多いです。
その他、空回りを防ぐために坂道や倉庫内でフォークリフトが良く通る場所も施工されます。道路の変形やわだち防止という個所が多いと思います。耐油性と難燃性にも優れていますので、工場内や車の待機スペースなどでのオイル漏れにも強い構造です。
今回の工事
今回は、埼玉県加須市の新築トラックの配送センターの前面を半たわみ舗装についてご紹介しました。
アスファルト5cm、半たわみ舗装5cmという感じです。配送センターは特定の箇所というより、トラックが前面を走る想定なので、全面舗装しました。
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